むかしむかしのお話です。
あるところに貧しい夫婦が住んでいました。
一人息子を育てていましたが、その後女の子も生まれました。
女の子は生まれた日に、ロバを一頭食べてしまいました。
その翌日、母親を、そして母親を食べてしまいました。
そして村の人間を一人残らず食べてしまおうとしました…
家に一人残った娘の兄は、妹をひどく恐れ、婚約者と共にこっそり逃げ出しました。
2人は大地主のところへ行き、そこで使用人として働き始めました。
2人は結婚しましたが、苦しい生活を送っていました。
しかし、しばらく経つと、地主は男の働きっぷりをたいそう気に入り、
自分の娘を息子と結婚させようと考え始めました。
男もそれに承諾し、地主の娘と結婚しました。
ある日、男は2人の妻を呼びだし、2枚の皿を用意させました。
そして、片方に塩を、片方に水を入れました。そしてこういいました。
「これから僕は出かける。
塩が水に変わったら、また水が血に変わったら、仔馬をよこすのだ。
僕を見つけるはずだ。」
そして馬に乗り、郷里への道を進んでいきました。
怪物の娘はその村の一番豪華な屋敷に住み着いていました。
男は屋敷に付き、戸を叩きました。娘は、「窓から入って」と言いました。
男は窓の前に行きました。
「私はあなたのこと、知らないわ。あなたはだれ?」
娘は言いました。
「お前の兄さんだよ」
男はいいました。
「そんなわけないわ」
娘はいいました。
「お前はお前の兄妹をどうやって見分けるんだい?」と、男は問いました。
「私の兄妹は金の指輪をつけているの」と、娘が答えると、
男は自分の指につけている金の指輪を見せました。
すると、娘は男を屋敷の中に入れ、ごちそうをしました。
それから数日が立ちました。
娘は、毎日馬のところに行ったかと思うと、男のところにやってきて
「あなたの馬は3本脚。」
「あなたの馬は2本脚。」
「あなたの馬は2本脚。」
そして4日目に、
「あなたの馬はいなくなったよ」と言いました。
男は震え上がり、屋敷の庭にある5本のさくらんぼの木のうちの一本に登りました。
娘はその木の下にやって来ると、根元をかじりきって、その木をひっくり返しました。
男は2本目の木に登りました、次には3本目に登りました。そして最後の木に登りました。
まだ仔馬は来ません。
そのとき、家にいる男の2人の妻は皿をみました。
すると、水が血に変わっているではありませんか。
仔馬をすぐに放しました。
そのとき丁度、おとこが登っている5本目の木の半分がかじられているところでした。
まだ仔馬は来ません。男は恐怖に震えましたが、まだ望みを捨てていませんでした。
村のほうを見つめました。娘が木の根元をかじりきり、木が倒れそうになったその時、
向こうから仔馬が稲妻のように走ってくるのが見えました。
仔馬は、飼い主を見つけるといななきながらこちらへ走ってきました。
仔馬は娘を後脚で蹴りました、そしてもう一度蹴ると娘はばらばらになりました。
男は木から降りました。男は馬に感謝のキスをしました。
そして背中にのり、妻たちの待つ村に帰りました。
帰り着くと、妻たちに起こったことを話しました。
そして、みんなで一緒に男の故郷へ行くと、そこで誰よりも幸せに暮らしました。
Emeklerin icin cok cok tesekkurler tum blogu okudum^^
YanıtlaSilSayende çok güzel hikayelerle tanışma fırsatım oldu.Çok teşekkürlerrrrr...
YanıtlaSil