24 Aralık 2016 Cumartesi

寝太郎メフメト(Yatalak Mehmet)

  昔々、あるところに、スルタンとその 3 人の娘がおりました。

  ある日、スルタンは退 屈さを紛らわせるために娘たちを呼びました。
そして、自分のことをどれだけ好きかと問 いました。
年長の娘が、 「お父様、あなたを地球ほど愛しています」 と言うと、
スルタンは、 「おまえを右大臣長の息子にやろう」 と言いました。
次女が 「お父様、あなたを心の底から愛しています」 と言うと、
スルタンは本当に喜んで、 「おまえも左大臣の息子にやろう」 と言いました。
三女の番になると三女は言いました。
 「お父様、一日だけ時間を下さい。明日になったらお父様をどれだけ愛しているのかを
お 伝えします」
スルタンは「いいだろう」と言い、娘たちは部屋から出ました。

  年少の娘はその夜、夢で デルヴィシュ※1を見ました。
そのデルヴィシュは言いました。
「おまえへは明日父親に“あなたを塩くらい愛しています”というがよい」
 娘は「わかりました」と言い、翌日父親のそばへ行き、
 「お父様、あなたを塩くらい愛しています」
と言うと、スルタンは憤怒し、すぐに死刑執行人を呼びました。
「この親不孝者をとっ捕まえろ、頭を切りおとし、私にその血のついた上着を持ってくる のだ」
と言いました。
死刑執行人は「仰せの通りに」といい、娘を捕まえました。
そして宮殿か ら出て、ある山のそばまで彼女を連れてくると、
 「お姫様、あなたがかわいそうです。上着を私に下さい、そしてあなたはどこへでもお望 みのところへお行きなさい。アッラーがあなたをお助けくださいますように。絶対に宮殿 から見えないように気を付けるのですよ。でないとあなたを殺してしまうでしょう」
と言いました。
娘の上着を手に取ると、鳥を殺して上着をその鳥の血で染めてスルタンに 持っていきました。
娘は泣きながら歩き続けました。


 日中は道を歩き、夜は木の陰に身をひそめました。
ある日、遠くで炎が見えました。娘はその方角へ進んでいきました。
やっとたどり着いて見てみると、小さな小屋がありました。

 扉をたたくと、扉は開き、白髪の女性の顔がのぞき ました。娘は、
「おばさん、ごめんください、旅の者です。私を泊めてくださいませんか?」
 と言いました。女は、
「娘さんよ、私たちは本当に貧乏なの。それでも良ければようこそいらっしゃいました。 あなたの寝床を作りましょうね」
 と言いました。 娘は中に入り、小屋の全体を見渡しました。
角には寝台が一つ、その上には獅子のよう な青年が寝ていました。
娘はある隅に身をひそめました。女が乾いたパンを少し娘に手渡 し、娘はそれを食べました。
暗くなると、娘にある場所を指さし、疲れきっていた娘はそこに横になるとすぐに眠り込んでしまいました。

 翌朝、女と娘は目を覚ましました。娘は寝台で 寝ている者を指さし、
 「おばさん、これは誰なの?」 と聞きました。女は、
 「ああ、その子は私の息子よ。私の息子なの。10 年間寝ているの。私がパンのためのお 金を稼いでいるのよ。私が持ってきたパンを食べて暮らしているの」
と言いました。
「この人は一体どうしちゃったの?病気か何か?」
「それがわからないのよ。ただこうして寝ているばかりで全然起きやしないの」
「そう…」
女はスカーフを頭に巻いて家を出るとき、娘にいいました。
 「娘さん、私のメフメトを任せるわね」
どうやらこの青年の名前はメフメトというそうです。女は息子にも、
 「あなた、いい?お客さんを絶対に怒らせちゃだめよ」
 と言って注意しました。そして娘に鉤と棒を見せました。そのムチはとても長く、先端に鉤がついていました…
 「メフメトは用をたしたくなったらこの棒の先についている鉤でおまるを取って、用事が終わったら後はまた元の場所に戻すわ。あなたは気にしないでいいのよ」
 と女は言って出ていきました。娘は青年のそばに近よって青年を見ました。

 どうみても丈夫な青年です。とても気になり、こう言いました。
 「メフメト、あなたをちょっとまっすぐに戻すから、ちょっと持ち上げるわね」
 メフメトは、
「やぁやぁ、お客さん、僕は起き上がらないよ。もう二度と僕に、起き上がれ、なんてこ とは言わないことだね」
 と言いました。娘が、
 「ちょっとまっすぐしなさい、って言っているの。私の言うことを聞きなさい」
と言うと、メフメトは、
 「まったく。僕は起き上がれないと言っているだろう。無理強いしないでくれよ」
と言い、泣き始めました。
娘はこの青年が病気なんかではなくて、ただの怠け者であると 気づきました。
まっすぐ庭に行くと、大きな枝を折り、中に入り、メフメトにこう言いま した。
 「起きなさい、じゃないとこの棒であんたを叩いてやるから」
するとメフメトは、
「まったくもう。起き上がれないんだよ、お客さん。無理やりはよしてくれよ」
 と悲鳴を上げました。しかし、娘は全く動じることなく、枝で彼を叩きました。
メフメト は何が起こったのかもわからないまま、必死に寝台から飛び上がりました。
 「お願いだ、お客さん。ひどいよ。ぶたないでくれよ」
 と言って娘の手にしがみつきました。娘はさらに青年に棒を振りおろし続けました。
メフ メトはもはや寝台から起き上がるどころか、天井まで飛び上がっていました。
娘に乞いは じめました。
 「あぁ、お願いだ。君が望むことなら何でもするから、僕をぶたないでくれ…」
「いいわ。じゃあこっちに来なさい。起きてちゃんと着替えて市場に行くのよ。そしてお金を稼ぐの。可哀そうだと思わないの、あなたの年を取ったお母さんのことを。あなたが 寝ていて、彼女が働いているなんて」
 メフメトは着替えて身支度をしました。
 「さぁ、この後ぼくは何をすればいい?」 と娘に問いました。
 「市場にいって運搬夫であるといいなさい。そこにいる誰かの荷物を運ぶの。そしたらあ なたはお金をもらえるわ」
メフメトは「わかったよ」と言い、通りに出ました。
10 年もの間、日の光を浴びていな かったため、通りを歩くことさえ楽しく感じました。

 歩いて市場につくと、ある男の横に いき、「僕は運搬夫です」と言いました。
男もちょうど買った調度品を運ぶせる運搬夫を 探しているとこでした。メ
フメトは荷物を担ぎ、男と一緒に彼の家に行きました。男の妻 は、青年を見ました。
顔も体も丈夫そうな青年です。そしてこう言いました。
 「私たちの家に毎日来なさい。私たちに仕えるのよ。そしたら月給をあげるわ」
メフメトも「承知いたしました」といい、お金を受け取りました。
再び、市場へ赴き、 夜になるまで働きました。
そのあと、肉やパンやいろいろなものを買いました。そして帰路へとつきました。

  彼がまだ市場で買い物をしているころ、日没ごろに彼の母親が家に帰ってくると、家の中はピカピカでしたが、寝台にはメフメトの姿はありません。
 「なんてこと。私のメフメトはどうしちゃったの。もしかして死んでしまったのかい」
と泣きはじめました。
「いいえ、違います、おばさん。メフメトは死んでなんかいません。よくなったんです。 お金を稼ぎに行きました」
と娘が言うのを聞き、女は喜びました。
ちょうどそのとき、メフメトが扉をあけて中に入 ってきました。
彼の両手は買ったものでいっぱいです…母親の手にキスをし、娘にも、
「見てよ、お客さん。お金を稼ぎましたよ。あなた方に買ってきました」
 と言いました。娘は、
「すごいじゃない、メフメト」
と言って、彼らは椅子に座り、笑い話 ながら食事をし、幸せな時間を過ごしました。
メフメトはそれから毎日その男のもとへ行 き、仕事をし、家に食べ物を持って帰りました。
メフメトの上司はそれは立派な商人でし た。
他国に商品を探しに行くときに、メフメトに言いました。
「私は貿易のためにある場所へ行かねばならない。君もついてきてくれるか?」
メフメトは、
 「お客さんに聞いてみます。もし許しがでたら行きます」
 と言いました。
メフメトが娘に相談せぬまま何もできないことを男はよく知っていました。

 
  夜になり、メフメトに娘に男から言われたことを話しました。
娘は賛成し、メフメトは翌 日男に伝えました。
「お客さんに相談しました。あなたと一緒に行かせていただきます」
 男はメフメトにたくさんのお金をわたし、こう言いました。
「これを受け取れ、家にもっていくんだ。これで私たちが帰ってくるまで母親と娘が暮ら せるはずだ」

 メフメトは家にお金を持ちかえり、母親と娘に「さようなら」と言いました。
そして男の もとへと戻りました。

 彼らはほかのたくさんの商人とともに旅に出ました。
この国では隊商の進む道の上に大きな井戸がありますが、この季節には井戸の水は干上 がっていました。
井戸の中に男を一人吊るすと、水が再び井戸に戻ってくるといわれてい ますが、その男は二度と戻ってくることはないそうです。

 さて、今回も隊商がこの井戸に 近づいているときに、井戸の水が干上がっており、この国の国民全員が水不足に苦しみ、 大量の死者が出ているという知らせが入りました。
そしてなんと、今回井戸に吊るす男を 出すのはメフメトの上司の番だったのです…
商人たちは言いました。
 「ほら、急げ。井戸にさっさと男を下すんだ」
商人の男はほかにどうしようもなく、メフメトに、
「この道の上に、井戸がある。だが水が干上がってしまったようなんだ。おまえは井戸に 入って水路を開くんだよ」
と言いました。あわれなメフメトは何も知らずに、
「仰せの通りに」
といい、すぐに道を 進み、井戸のそばにやってきました。
 「さぁ。おまえをこの縄に括り付けて下におろすからな。水が出た後に叫ぶんだ。そした ら俺たちはお前を引き上げる」
と言い、井戸の中にメフメトをおろしました。
メフメトが井戸の底へ着くと、目の前に光 り輝く顔をした白髭のデルヴィシュが出てきました。
メフメトは、
 「ごきげんよう、デルヴィシュのおじいさん」
 といいました。デルヴィシュも「ごきげんよう」と返事をしました。
メフメトを引き留め、 こう言いました。

「おまえさんはさらに 7 層下に降りねばならぬ。
そこでおまえはアラプと会うだろう、片 方の唇が地面に、もう片方の唇が天空にあるアラプだ。
このアラプの横には絶世の美女が、 向かいには綿の上にカエルが座っている。
アラプはおまえに問うだろう。“美しいのはど ちらだ、カエルかこの絶世の美女か”と。
そこでお前はこう言うのだ。“絶世の美女など どうでもよい。このカエルの目にやられてしまったよ”と。
いいね。では私は行く。気を 付けるんだよ」
そう言うとメフメトの背中を撫でて目の前から姿を消してしまいました。


 メフメトは井戸の底に着きました。
見るとデルヴィシュの言った通り、片方の唇が地面に、も う片方の唇が天空にあるアラプがいました。
そしてその横には絶世の美女、前には綿の上 にカエルがいました。
アラプはすぐに聞いてきます。
「メフメトよ。この絶世の美女が美しいか?それともこのカエルか?」
メフメトが
 「ふん。絶世の美女などどうでもよい。このカエルの目にやられてしまったよ」
というと、
 「よく言った、メフメトよ」
 といい、懐から3つのザクロを取り出して、
 「これをおまえにやる。が、絶対に誰にも見せるんじゃあないぞ。ただ家に持って帰る のだ。さぁ、青年よ。よい旅を」
と言いました。そのとき、水がザーザーと流れはじめました。
メフメトの仕事は終わっ たのです。
上に向かって、 「さぁ、引っ張り上げてください!」 と言いました。
上にいる者たちは驚きました。
メフメトを上に引っ張り上げましたが、 どうやって生きて戻ったのかを理解できずにいました。
なぜなら何年もの間、ここに降り た者で再び戻ってくる者はいなかったのです。
メフメトのまわりを取り囲み、あれこれ問 いただしました。
 「何をみた?井戸には何があったんだ?」
 メフメトは、
 「何もなかったさ。ただ水路を開いたんだ。そして出てきたまでさ」
 と言いました。そうして、隊商は喜び、旅を再開しました。

  
  ある日やっと目的地の国にたどり着きました。商人たちは仕入れをしました。
メフメト は母親とあの娘にお土産を買いました。
仕事が終わると旅を再開しました。
一か月後、祖 国に戻ってきました。

 メフメトも家に到着し、母親と娘に土産を渡しました。懐からザク ロを取り出し、手渡しました。
棚に並べました。食事のあと、彼らはひどい喉の渇きを感 じました。
女は、
「娘よ、そのザクロから一つを持ってきてちょうだい。食べましょう」
といい、娘はザクロを棚からとり、ナイフで切ろうとすると、どのザクロも宝石そのもの であり、きらきらと輝いていました。
メフメトも母親も「一体なんだろう」と驚きました。
しかし、スルタンの娘だけはこれらが価値のある宝石だと分かったため、
「いい?このことは絶対に誰にも言ってはいけません」
と言いました。ザクロのうち一つをメフメトに渡し、
 「これを明日宝石商に持って行って売ってきて」
と言いました。 翌朝、メフメトはザクロを持って宝石商の店に向かいました。
宝石商はこれをメフメト から安い値段で買おうとたくらみましたが、その時ほかの宝石商がたまたま店の中に入っ てきました。宝石商は言いました。
 「これは私が買い取ります」
 もう一人の宝石商も言いました。
 「これは僕が買い取ります」
そうしているうちに市場にいる全ての宝石商が押し寄せて、このザクロに値をつけるこ とができませんでした。
それぞれ、隣の者が渡したものと似たような物を少し多く渡しま した。
最終的には宝石商たちのうち、一番多くのお金を出したものがこの宝石を買い取り、 メフメトに、 「さぁ。まだあるなら持ってきなさい。それも買い取ります」
といい、メフメトはお金を受け取って家へと走りました。
彼らはこのようにしてザクロの実を売ることによってこの国で一番のお金持ちになりま した。
メフメトはもはや以前のような下男ではなく、偉い商人になりました。
大きな屋敷 を作らせ、料理人や下男や豪華で壮麗なものに取り囲まれて暮らし始めたのです。
スルタ ンの娘はというとこのメフメトと結婚しました。

 もはやこのメフメト・ベイ※2はこの国に おいて口から口へと語り継がれる叙事詩となりました。
美しさと誠実さを持ち合わせ、屋 敷は朝から晩まで開かれ、食事をしても飲み物を飲んでもお金を請求されることはありま せんでした。

  
  ところで、娘を死刑執行人に渡してしまったあのスルタンはどうなったのでしょうか。
あれからしばらく経つと、子供を殺してしまったことを後悔し始めました。
後悔をしても、 もうどうしようもありません。
いてもたってもいられなくなって、朝から晩までため息を ついて過ごしました。
誰も彼の苦しみを癒すことはできませんでした。ついにこう言いま した。
「スルタン様。変装して旅に出なさってはいかがでしょう。少しは苦しみが癒えましょう」
スルタンは王座を長男に任せて旅に出ました。

 国々を巡っているうちに、娘のいる国へ とやってきました。
彼はデルヴィシュの恰好をしていました。ある茶屋に入りました。
 の国の習慣では、お金持ちも貧乏者も、外国人もメフメト・ベイの屋敷に客として招かれるため、このデルヴィシュのおじいさんもメフメト・ベイを知っていました。
このデルヴ ィシュもメフメト・ベイの屋敷に連れていかれました。
メフメトは妻にいいました。
「今晩はデルヴィシュが客としてくるからな」
娘はそうっと陰から覗くとデルヴィシュが父親であることに気づきました。
すぐに料理長 を呼んで、こう命じました。
「今夜あなたが作る料理には絶対塩を使わないで頂戴。スープからボレッキまで、全部 塩なしで作るのよ」
料理長は
「仰せの通りに」
と言い、厨房に戻り、彼女の言うとおりにしました。

  夜になり、食事の用意がされました。
客たちは食事を始めましたが、屋敷の者たちは向 かいで注意深くとどまり、一言も発しませんでした。
デルヴィシュも食事を始めようと、 スープを二口飲みました。
しかし、まったく塩気がありません。
“ふむ、スープに塩を加えるのを忘れたのだな”とスプーンを置きました。
塩がない、と塩を要求するのも気が引 けました。
他の料理に手を付けますが、それも同様で、二口食べては手を止めます。
見ると、デルヴィシュは食事が全く進んでいません。
メフメト・ベイは、
 「デルヴィシュさん、どうしてお召し上がりにならないのですか。食事がお口に合わなか ったのでしょうか」
と聞きました。このデルヴィシュの恰好をしたスルタンは小さな声で、
 「とんでもないです。すべてとても素晴らしい料理です。ただ、塩を加えるのを忘れてお られるようで」
と言い、ため息をつくと、目から雨粒のような涙を流し始めました。
メフメト・ベイは全 てを知っていたため、次のように問いました。
 「デルヴィシュさん。塩がそんなに偉大な恩恵であるとお考えなのですか。別に関係ない でしょう、塩がなくても食べ物は食べられるものですよ…」
 スルタンはため息をつき、
 「ああ、塩以上に大きな恩恵があるだろうか」
 と大声で泣きはじめました。すると、娘が部屋に入って来て、
 「お父様、塩がそんなに偉大なものだというのに、私が“塩くらいに愛しています”とい ったら、なぜ処刑しようとしたのですか」
と言いました。スルタンは娘を見ると、
「娘よ、生きていたのか?私を許してくれ」
といい、首にすがりつきました。

 二人は抱き合って、喜びを分かち合いながら、今度は料 理に塩をかけて食べました。
40 日 40 晩ふたたび結婚式が行われました。
その後、一緒に スルタンの国に戻り、そこでも 40 日 40 晩の結婚式と祭が行われました。
その後はというと、時々はメフメト・ベイの国や、あるときはスルタンの国でいつまで も幸せに暮らしました。



※1 原文では Derviş とあり、ここではカタカナ表記でデルヴィシュとした。「イスラム神秘 主義の修行僧」のこと。(cf.竹内和夫『トルコ語辞典』p.99.)
※2 べイ。Bey. 「…さん(名の後におく);大尽、旦那;旧藩主、代官;男の人;トランプ のエース.」(cf.竹内『トルコ語辞典』p.48.)ここでは第 2 の意。
※3 ボレッキ。Börek.「コムギ粉の薄皮(yufka)のあいだにオリーブ油・ひき肉・チーズなど を入れ、たたんで焼くパイの一種、ミートパイ、ピローグ。」(cf.竹内和夫『トルコ語辞典』p.60.)

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